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オレンジと太陽 [cinema]

オレンジと太陽
http://oranges-movie.com/


イギリスの名匠ケン・ローチを父に持つジム・ローチの長編初監督作である本作は、イギリスで1970年まで行われていた「児童移民」の実態を明らかにした女性活動家、マーガレット・ハンフリーズの実話を基にした物語だ。親から引き離された施設の子どもたちを強制的に移住させ、過酷な環境で労働させるという実態の「児童移民」。マーガレットは、事実を隠そうとする組織の圧力に負けずに、イギリスにいる子どもたちの親を探し出すために奔走する。演じる実力派女優エミリー・ワトソンの真摯な姿が、観る者の胸を深く打つ。埋もれた歴史に光を当て、優しい眼差しで傷ついた人々を見つめるジム・ローチ監督。その姿勢は偉大な父と似ている。

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(C)Sixteen Midlands (Oranges) Limited/See-Saw (Oranges) Pty Ltd/Screen Australia/Screen NSW/South Australian Film Corporation 2010

ロードショーとスクリーン [cinema]

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ロードショーとスクリーン 外国映画ブームの時代
LET’S GO TO THE MOVIES!
Celebrating the 50th Anniversary of Foreign Film Importer-Distributors Association of Japan

 1970年代には、配給収入において外国映画が初めて日本映画を凌駕し、アメリカ・ヨーロッパ・香港映画など数々の大ヒットが国民的なブームを呼び起こしました。数々の流行語や社会現象も生まれ、当の映画だけでなく宣伝のキャッチフレーズが人々の記憶に強く残ることもしばしばありました。
 外配協との共同開催によるこの展覧会「ロードショーとスクリーン 外国映画ブームの時代」では、主に1970年代から80年代に日本を席巻した作品を、当時のポスターや宣伝資料で振り返るとともに、外国映画配給のゴールデン・エイジを支えた大都市の劇場に注目し、「映画街」と呼ばれた都市文化の華やかさにも目を向けます。


会場
東京国立近代美術館フィルムセンター 展示室(企画展)

会期
2012年4月11日(水)〜7月29日(日)
*月曜日、6月18日(月)〜25日(月)は休室です。

開室時間
11:00am-6:30pm
(入室は6:00pmまで)

休室日
月曜日、6月18日(月)〜25日(月)

観覧料
一般200円(100円)/大学生・シニア70円(40円)/高校生以下及び18歳未満、障害者(付添者は原則1名まで)、MOMATパスポートをお持ちの方、キャンパスメンバーズは無料

★東京国立近代美術館開館60周年を記念して、誕生日当日のご入場が無料となります(証明できるものをご提示ください)。

*料金は常設の「NFCコレクションでみる 日本映画の歴史」の入場料を含みます。
*( )内は20名以上の団体料金です。
*学生、シニア(65歳以上)、障害者、キャンパスメンバーズの方はそれぞれ入室の際、証明できるものをご提示ください。
*フィルムセンターの上映企画をご覧になった方は当日に限り、半券のご提示により団体料金が適用されます。

主催
東京国立近代美術館フィルムセンター
一般社団法人外国映画輸入配給協会

Midnight in Paris [cinema]

邦題のロゴが斬新。手描き風。

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ミッドナイト・イン・パリ
Midnight in Paris
http://www.midnightinparis.jp/


ストーリー(あらすじ)

「アニー・ホール」「それでも恋するバルセロナ」のウッディ・アレン監督・脚本によるラブコメディ。ハリウッドで売れっ子の脚本家ギルは、婚約者アィネズと彼女の両親とともにパリに遊びに来ていた。パリの魔力に魅了され、小説を書くためにパリへの引越しを決意するギルだったが、アィネズは無関心。2人の心は離ればなれになり……。キャストはギルにオーウェン・ウィルソン、アィネズにレイチェル・マクアダムスのほか、マリオン・コティヤール、仏大統領夫人としても知られるイタリア出身の歌手カーラ・ブルーニら豪華スターが顔をそろえる。第84回アカデミー賞では、アレン自身3度目となる脚本賞を受賞した。


キャスト・スタッフ

キャスト:キャシー・ベイツ、エイドリアン・ブロディ、カーラ・ブルーニ、マリオン・コティヤール、レイチェル・マクアダムス、マイケル・シーン、オーウェン・ウィルソン
監督:ウッディ・アレン
製作:レッティ・アロンソン、スティーブン・テネンバウム、ハウメ・ロウレス
製作総指揮:ハビエル・メンデス
脚本:ウッディ・アレン
撮影:ダリウス・コンジ
美術:アン・セイベル
編集:アリサ・レプセルター
衣裳:ソニア・グランデ

原題:Midnight in Paris
製作国:2011年スペイン・アメリカ合作映画
配給:ロングライド
上映時間:94分

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い [cinema]

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(C) 2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

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(C) 2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

ストーリー(あらすじ)
2005年に発表され、「9・11文学の金字塔」と評されたジョナサン・サフラン・フォアによるベストセラー小説を、「リトル・ダンサー」「めぐりあう時間たち」のスティーブン・ダルドリー監督が映画化。9・11テロで最愛の父を亡くした少年オスカーは、クローゼットで1本の鍵を見つけ、父親が残したメッセージを探すためニューヨークの街へ飛び出していく。第2次世界大戦で運命の変わった祖父母、9・11で命を落とした父、そしてオスカーへと歴史の悲劇に見舞われた3世代の物語がつむがれ、最愛の者を失った人々の再生と希望を描き出していく。脚本は「フォレスト・ガンプ 一期一会」のエリック・ロス。オスカーの父親役にトム・ハンクス、母親役にサンドラ・ブロックらアカデミー賞俳優がそろう。

キャスト・スタッフ
キャスト:トム・ハンクス、サンドラ・ブロック、トーマス・ホーン、マックス・フォン・シドー、ビオラ・デイビス、ジョン・グッドマン、ジェフリー・ライト、ジェームズ・ガンドルフィーニ、ゾーイ・コールドウェル
監督:スティーブン・ダルドリー
製作:スコット・ルーディン
製作総指揮:セリア・コスタス、マーク・ロイバル、ノーラ・スキナー
原作:ジョナサン・サフラン・フォア
脚本:エリック・ロス
撮影:クリス・メンゲス
美術:K・K・バレット
衣装:アン・ロス
編集:クレア・シンプソン
音楽:アレクサンドル・デプラ

原題:Extremely Loud and Incredibly Close
製作国:2011年アメリカ映画
配給:ワーナー・ブラザース映画
上映時間:129分
2月18日丸の内ピカデリー他全国ロードショー

少年と自転車 [cinema]

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少年と自転車
Le Gamin au velo


もうすぐ12歳を迎える少年シリル。彼の頭の中にあるのはただ1つ。自分を児童相談所へ預けた父を見つけし、再び一緒に暮らすこと。ある日、シリルは美容院を経営するサマンサと出会い、週末を彼女の家で過ごすこととなる。サマンサはシリルに愛情を注ぐことにより、彼の人生を変えようとするのだが……。

第64回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞したダルデンヌ兄弟作品。育児放棄された少年が頼る大人を見つけるまで、そして、彼を支える女性が母性を目覚めさせる過程を丁寧に描きだす。(作品資料より)


監督・脚本:ジャン=ピエール・ダルデンヌ、リュック・ダルデンヌ
出演:セシル・ドゥ・フランス、トマス・ドレ、ジェレミー・レニエ

[コピーライト] Christine Plenus

2011年/ベルギー・フランス・イタリア合作/87分/カラー
配給:ビターズ・エンド



歴代のハリウッド・スター [cinema]

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SCREENを飾った歴代のハリウッド・スター展

1940年代後半、ハリウッド映画の台頭とともに日本を代表する映画誌として登場したSCREEN (近代映画社刊)が創刊65周年を迎えるに当たり、その歴史に刻まれた膨大なスターの特写スチール写真や直筆サイン、そして、実際に撮影に使用された小道具や衣装など、映画ファン垂涎の品々を東京アートミュージアムで公開・展示します。

会期
2012年1月14日(土)〜4月1日(日)

開館時間
木・金・土・日曜/11:00から18:30まで(入館は18:00まで)
※毎週月・火・水曜は休館になります。

入場料
一般500円、大高生400円、小中学生300円

主催:「SCREENを飾った歴代のハリウッド・スター展」実行委員会
協力:アクシスゲート/ウィルコム/パラマウント ジャパン

会場:東京アートミュージアム
〒182-0002 東京都調布市仙川町1-25-1
TEL:03-3305-8686(代)
http://www.tokyoartmuseum.com/
京王電鉄仙川駅下車、徒歩で約5分

Captain America:The First Avenger [cinema]

もうひとつ。アメコミの原点。
これも会員の日に観よう。

キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー
http://www.captain-america.jp/

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(C)2010 MVLFFLLC. TM & (C)2010 Marvel Entertainment, LLC and its subsidiaries. All rights reserved.

ストーリー
「スパイダーマン」「X-MEN」などで知られるマーベル・コミック原作のヒーローアクション大作。第2次大戦下、病弱のため兵士として不適格とされた青年スティーブは、軍の極秘実験「スーパーソルジャー計画」の被験者第1号になる。強じんな肉体と破壊不可能なシールドを武器に戦うヒーロー、キャプテン・アメリカとして生まれ変ったスティーブは、レッド・スカル率いるヒドラ党との戦いに挑む。主演は「ファンタスティック・フォー」のクリス・エバンス。監督は「ジュラシック・パークIII」「ウルフマン」のジョー・ジョンストン。

キャスト・スタッフ
キャスト:クリス・エバンス、ヘイリー・アトウェル、セバスチャン・スタン、トミー・リー・ジョーンズ、ヒューゴ・ウィービング、ドミニク・クーパー、スタンリー・トゥッチ、トビー・ジョーンズ、リチャード・アーミテージ、ニール・マクドノー、デレク・ルーク、ケネス・チョイ、サミュエル・L・ジャクソン
監督:ジョー・ジョンストン
製作:ケビン・フェイグ
製作総指揮:アラン・ファイン、スタン・リー、デビッド・メイゼル、ジョー・ジョンストン、ルイス・デスポジート、ナイジェル・ゴステロウ
原作:ジャック・カービー、スタン・リー
脚本:クリストファー・マーカス、スティーブン・マクフィーリー
撮影:シェリー・ジョンソン
美術:リック・ハインリクス
編集:マイケル・マカスカー、ロバート・ダルバ、ジェフ・フォード
音楽:アラン・シルベストリ

作品データ
原題:Captain America:The First Avenger
製作国:2011年アメリカ映画
配給:パラマウント
上映時間:124分
映倫区分:G
上映方式:2D/3D

Cowboys & Aliens [cinema]

今週観ようかどうしようか、迷う作品。
観るなら、1000円の日に。

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(C)2011 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED

カウボーイ&エイリアン
http://www.cowboy-alien.jp/

ストーリー
「007」のダニエル・クレイグと「インディ・ジョーンズ」のハリソン・フォードが共演するアクション大作。「アイアンマン」シリーズのジョン・ファブロー監督がメガホンをとり、製作陣にはロン・ハワード、スティーブン・スピルバーグらが名を連ねる。1873年、米アリゾナ。荒野の中で目を覚ました男は記憶をなくし、腕には見慣れない機械の腕輪をはめていた。近くの町にたどりついた男は、自分がジェイク・ロネガンという名であり、その首に賞金がかけられていることを知る。そんな時、突如として町に未知の敵が襲来し、人々をさらっていく。ジェイクのはめた腕輪が敵を撃退できる唯一の武器であることから、ジェイクは息子をさらわれた町の権力者ダラーハイドとともに敵の跡を追跡することになる。共演にオリビア・ワイルド、サム・ロックウェルら。

キャスト・スタッフ
キャスト:ダニエル・クレイグ、ハリソン・フォード、オリビア・ワイルド、サム・ロックウェル、アダム・ビーチ、ポール・ダノ、ノア・リンガー、アビゲイル・スペンサー、クランシー・ブラウン、クリス・ブラウニング、キース・キャラダイン、アナ・デ・ラ・レゲラ
監督:ジョン・ファブロー
製作:ブライアン・グレイザー、ロン・ハワード、アレックス・カーツマン、ロベルト・オーチー、スコット・ミッチェル・ローゼンバーグ
製作総指揮:スティーブン・スピルバーグ、ジョン・ファブロー、デニス・L・スチュワート、ボビー・コーエン、ライアン・カバナー
原作:スコット・ミッチェル・ローゼンバーグ
脚本:アレックス・カーツマン、ロベルト・オーチー、デイモン・リンデロフ
撮影:マシュー・リバティーク
美術:スコット・チャンブリス
編集:ダン・レーベンタール、ジム・メイ
音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ

作品データ
原題:Cowboys & Aliens
製作国:2011年アメリカ映画
配給:パラマウント

自転車で、夢を叶える。 [cinema]

僕たちのバイシクル・ロード
〜7大陸900日〜

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 2005年4月6日、大学を卒業したばかりの従兄弟ジェイミー・マッケンジー(当時27歳)とベン・ウィルソン(当時25歳)は、イギリスのブルックファームを旅立ち、英仏海峡フェリーに乗ってフランスに向かった。それは、飛行機に乗らずに自転車だけで7大陸を走破するという3年に及ぶ壮大な旅のはじまりだった。彼らは長距離旅行をした経験もなければ、ガイドブックも、さしたる大金も持っていなかった。だが、彼らは世界中を心ゆくまで見てみたいという好奇心と、何かを成し遂げたいと湧き上がる冒険心、そして今しかできないという焦燥感に突き動かされ、大きな夢を実現させようとしていた…。

 イギリス、フランス、ベルギー、オランダ、ドイツ、ポーランド、ロシア、モンゴル、中国、タイ、ミャンマー、マレーシア、シンガポール、オーストラリア、ニュージーランド、チリ、ボリビア、ペルー、エクアドル、コロンビア、メキシコ、アメリカ、モロッコ…。大草原での深呼吸、南極でのペンギンとのサイクリング、待ち受ける感動のゴール…、33カ国、900日を超えるたびで彼らが体験し、得たものとは? そしてその旅で2人の若者はどんな変化と成長を遂げるのか?
 撮影および監督は、ジェイミーとベンが自ら手がけ、ナレーションは『E.T.』『エリン・ブロコビッチ』などの名優ピーター・コヨーテが担当している。


原題:FREE WHEELS EAST
製作年:2010年
製作国:イギリス
配給:エデン=シナジー・リレーションズ
上映時間:94分

2011年11月3日(祝・木)公開
恵比寿ガーデンプレイス内
東京都写真美術館ホール
TEL.03-3280-0099(代表)
各回定員入替制/受付番号順入場/自由席
月曜・11/11(金)休映

銀座三越先・歌舞伎座手前
銀座シネパトス
TEL.03-3561-4660




エンディングノート [cinema]

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エンディングノート
http://www.ending-note.com/

スタッフ
監督:砂田麻美
製作・プロデューサー:是枝裕和
音楽:ハナレグミ
主題曲・主題歌:ハナレグミ

キャスト
砂田知昭

製作年:2011年
製作国:日本
配給:ビターズ・エンド
上映時間:89分



 がん宣告を受けた“父”の人生総括と残される家族との絆を“娘”が描くドキュメンタリー『エンディングノート』の公開日が10月1日に決定した。監督は「娘」の砂田麻美。大学在学中よりドキュメンタリーを学び、卒業後はフリーの監督助手として是枝裕和監督らの映画制作に従事した彼女の初監督作品である。

 “エンディングノート”とは、「もしも」の時に備えた遺書のようなもの。自分の思いや願いなどを書き残す、遺言書のような公的な効力を持たない家族への覚書みたいなものをいう。

 砂田監督の父、知昭さんは、熱血営業マンとして高度経済成長期の会社を支え駆け抜けた「段取り命!」のサラリーマン。67歳の時、40年近く勤めた会社を退職し、第二の人生を歩み始めた矢先に、毎年欠かさず受けていた健康診断で胃がんが発見される。すでにステージ4まで進んでいた。そんな“父”が、残される家族のため、そして人生総括のために、最後のプロジェクトとして課したのは「自らの死の段取り」と、その集大成とも言える“エンディングノート”の作成だった。

 病と向き合い、最期の日まで前向きに生きようとする“父”と、家族の姿を“娘”は記録した。接待ゴルフ、熟年離婚の危機、病院、教会、家族旅行、そしてがん発覚から半年後、急に訪れた最期。膨大な映像記録から「家族の生と死」という重いテーマを軽快なタッチで描き出す。果たして“父”は人生最後の一大プロジェクトを無事に成し遂げることはできたのか? そして残された家族は…。

 カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞(柳楽優弥)を受賞した『誰も知らない』、九州新幹線の開業を題材にした最新作『奇跡』(6月11日公開)など、映画監督として第一線を走り続ける是枝監督がプロデュース。「主人公(父)のキャラクターもさることながら、カメラを向けている人間(娘)の非常に冷静な二つの批評性(撮られている者と撮っている私の両方へ向けられた)によって、この作品はアクロバティックにドキュメンタリーとして成立している。監督の視線は人間の、生命の、家族のおかしみと哀しみの両方に届いていた」と絶賛のコメントを寄せている。ハナレグミが主題歌「天国さん」と劇中音楽全編を担当している。

『エンディングノート』は10月1日(土)より東京・新宿ピカデリーほかで公開される。

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